門司ゴルフ倶楽部
Moji Golf Club

コースデータ
所在地 福岡県
コース長 6750ヤード、パー72
コースレート 72.0
プレー日 2005年7月20日
設計者 上田治.
オープン 1953年
キャディ あり
ゴルフカート なし
評価
総合評価
4.00
コースレイアウト
4
難易度
4
グリーンコンディション
4
フェアウェイコンディション
4
造形美、景観
4
 
OUTとINでは趣が全く違う、丘陵コース。ティグランドから各ホール全体がほぼ見えるレイアウト。グリーンは小さめのコウライグリーン。Outは山裾の地形を活かし、フラットな仕上がり。各ホールは幅広だが、フェアウェイ幅は狭くその両サイドのラフが効いているので正確なティショットをしないと、スコアをまとめにくい。InはOutよりやや短いが、砲台グリーンが数多くあり、その周りを深くてアゴの高いバンカーがガードしているので、正確なアプローチショットが要求される。
 
2番 パー5 515ヤード
短い真っ直ぐなロングホール。ホール左のOBは浅い。砲台グリーンは小さく、深いバンカーに囲まれている。
 

2番 パー5 515ヤード(3)

2番 パー5 515ヤード(2)

2番 パー5 515ヤード(1)
 
6番 パー4 410ヤード

6番 パー4 410ヤード(2)

6番 パー4 410ヤード(1)
ストレートなホール。グリーン前面のアリソンバンカーが効いているので大きめに打つ必要があるものの、グリーン・オーバーにもアリソンバンカーが待ち受けているので油断できない。
 
9番 パー4 395ヤード

9番 パー4 395ヤード(2)

9番 パー4 395ヤード(1)
やや左ドッグレッグでコーナーのバンカー越えには210ヤードのキャリーが必要。セカンドショットは緩やかな打ち下ろしになり、小さなグリーンに打っていくので正確なショットが要求される。グリーン背後の樹木と山の景観は素晴らしい。
 
13番 パー4 350ヤード

13番 パー4 350ヤード(2)

13番 パー4 350ヤード(1)
罠がたくさんある、短いミドルホール。右はOBで左は急な斜面で、フェアウェイ幅20ヤード前後にティショットを落す必要がある。左ののり面はラフが深いのでフェアウェイに落ちてこない。よほどドライバーとか3ウッドに自信があるのは別として、ティショットにはロングアイアンか5番ウッド以下を使う勇気が必要。セカンドは打ち上げになり、グリーン手前のバンカーが効いてくる。
 
16番 パー5 520ヤード
真っ直ぐなホールで残り100ヤード時点から緩やかに右にカーブしている。右のOBは浅いのでスライサーには要注意。ティショットは少し打ち下ろしになり、セカンドショットは少し打ち上げになる。サードショットはグリーン手前と右をガードしているバンカーと、その右のOBが効いてくる。フェアウェイにはアンジュレーションがあり、その曲線は美しい。グリーンは左から右に傾斜がある、3段グリーン。
 

16番 パー5 520ヤード(3)

16番 パー5 520ヤード(2)

16番 パー5 520ヤード(1)
 
17番 パー4 345ヤード

17番 パー4 345ヤード(2)

17番 パー4 345ヤード(1)
打ち下ろしの極端に短い、右ドッグレッグのミドルホール。打ち下ろしのティショットはブラインドになるのが欠点だが、ロングヒッターはグリーンエッジ近くまでティショットを運べるが、グリーンの左右にハザードが配されているので、戦略性は豊か。セカンド地点で見るグリーン周辺の景観は見事。特にグリーン背後にある赤松は存在感がある。
 
18番 パー3 180ヤード

18番 パー3 180ヤード(2)

18番 パー3 180ヤード(1)
池越えの、名物ホール。グリーン手前にはバンカーがあり距離感を惑わす。グリーン手前をガードしているバンカーは深いので、大きめに打つのが安全。しかし、大きく打ちすぎると、池とバンカーに向かって打つグリーン奥からのアプローチは難易度が高いので、注意が必要。
 
余談

レストラン

車では小倉駅から30分、門司駅から20分、福岡市内から1時間。クラブハウスは帝国ホテルを設計したアントニオン・レイモンド作で、老松の林立する「松ケ江」の地にマッチしたつくりで、内部の建築は見事で、「日本建築の近代化に大きな影響を与えた」という建築手法が遺憾なく発揮されている。同じレイモンド作のクラブハウスとしては富士CCと1,2を競う合うぐらい素晴らしく、重要文化財の指定及び登録有形文化財に指定されている。

プレーには基本的にはメンバーの紹介が必要。バックティからプレーは1人ハンディ18以下で、4人合計ハンディ50までなら可能。

Outの9ホールは1934年にオープンして、九州では雲仙GCに次いで2番目に古い。その20年後に上田治氏が18ホールに拡張した。上田治設計のコースで、ゴルフクラシック誌主催2002年日本ゴルフコースランキング100位以内は、下関GC(23位)、古賀GC(28位)、広島CC・八本松コース(50位)、茨城GC(53位)、小野GC(59位)、長崎国際GC(61位)がある。他に大阪GC岐阜関CC四日市CC樽前CCよみうりCCよみうりゴルフ・ウェストコース大阪GG奈良国際GC橋本CC大山GCくまもと中央CC、新千葉CC・朝霧コース、有馬ロイヤルGC・ロイヤルコース小野東洋GC、花屋敷GC・よかわコース、長岡CC近鉄賢島CC武庫ノ台GC洲本GC若松GCなどがある。