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背の低い草木が広がる広く平坦な荒地に、美しく広がる戦略コース。巨匠アリスター・マッケンジーの処女作。所々に背の高い松。白樺があるだけで、コース全体にヘザー、ゴースが生い茂り、曲がったショットにはペナルティーが与えられる。バンカーも要所で巧みに配され、各グリーンは微妙なアンジュレーションが施されている。18ホールの全てが個性的。10番のパー5はその後のオーガスタ・ナショナル設計時の13番のモデルになったと言われている。11番のショート、17番ミドルのブラインドのセカンドを要求するホールなども味がある。18番は戦略性、景観とも申し分がない最終ホール。
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ストレートホール。ティショットでは左のOBラインは浅く、右には3個のFWバンカーがある。FWはタイトなので正確なショットを要求される。グリーンは受けていて、3つのバンカーでガードされている。 |
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ストレートの戦略ホール。ティショットは緩やかな打ち上げ。短いミドルなので、ロングヒッターは1オン可能だが、左のOBラインは浅く。タイトなFWの左右にヘザーと林が生い茂り、グリーンまでに3個のバンカーが待ち受けている。3つのバンカーとグリーンはブラインドで、260ヤード先のFW左に1個目のバンカーが待ち受け、グリーンのすぐ手前左右に2つのバンカーが配されている。グリーンは右傾斜。
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ほぼストレートの2オン可能なロング。ティショットではFW左の2個のバンカーと左右のヘザーに注意。セカンドはグリーン右30ヤード手前の1個のバンカーが効いてくる。
グリーンは左が低い、左右の2段状。
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ストレートの距離のないミドル。FWは急な右傾斜なので、ティショットは左サイド狙いが良い。グリーンは少し砲台で、グリーン手前に4個、グリーン右に1個のバンカーが配されている。グリーンは少し右傾斜で、奥の方は少し下っている。
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ほぼストレートの距離のあるミドル。ティショットはヘザー越えで、FWは右傾斜でタイト、左は深いラフ右にブッシュがある。グリーンは4つのバンカーでガードされている。
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左ドッグレッグの長いロング。ティショットは左のOBラインは浅く、右には深いラフが待ち構える。セカンドはFW左右に1個ずつあるバンカーが効いてくる。グリーンは砲台で3つのバンカーでガードされている。グリーンは傾斜の緩やかな3面グリーンになっている。
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強い左ドッグレッグで。セカンドは強い打ち下ろしなので2オン可能なロング。ティショットでは左のOBは浅いので注意。グリーン50ヤード右手前にクリークが流れる。グリーンの左右にバンカーが配され、グリーン左はヘザーがある。グリーンは砲台で強く受けている。
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名物ホール、森に囲まれた美しいショート。やや打ち上げ。グリーンは8個のバンカーでガードされている。グリーンは強く受けながら、右傾斜。 |
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ほぼストレートの比較的短いミドル。ティショット、セカンドともに、左右にブッシュがあり、狭い。グリーン手前4分の1は急な下り傾斜で、グリーン右手前に1個のバンカーが配されている。
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チャレンジングなショート。砲台グリーンの左と右手前は1個ずつ深いバンカーでガードされていて、グリーンの奥はすぐに木立と深いラフになる。グリーン手前3分の1は空な下り傾斜。
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右ドッグレッグ。ティショットでは右のOBラインは浅く左は深いラフがあり、しかも
FWはタイト。グリーンの両サイドにバンカーが配され、グリーンの右にラフがあり。左奥にクリークが流れる。グリーン手前の4分の1は急な下り傾斜で、それ以外のグリーン面は受けている。
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やや左ドッグレッグ。ティショットは左にOBゾーン、右は良く効く1個のFWバンカーにより、ティショットの精度を試される。グリーン手前に30ヤードからFWは10メートル近く急激に落下しているため、セカンドはブラインドショットになる。
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ほぼストレートのとても長くてタフミドル。ティショットはやや打ち下ろしになり、FWはタイトな上に左右に合計7個のバンカーが配されている。セカンドはグリーンの左右はバンカーでガードされ、グリーンの左はヘザーにもガードされているので、セカンドの距離と正確性が要求される。
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車でリーズから20分、マンチェスターから1時間20分。 プライベートクラブだが、プレー可能。
トップ100ゴルフコース(top100golfcourses.com)の2017年度イングランドのベストコース第14位に選ばれている。イギングランドでは1900以上のゴルフコースがある。全英(アイルランドも含む)では第37位。ヨークシャー州でのコルトとマッケンジーの共同作品はイルクリーGCがあり、マッキャンジー作品はムアタウンGC、リンドリックGC、ビングリー・セント・アイヴスGC、コルト作品はハラムシャイアーGCがある。
また、マッケンジー、コルトともにガントンGCの改造を手がけている。
ハリー・コルト設計、再設計のコースでトップ100ゴルフコースでの2019年度全英(アイランドも含む)のベスト100コースにランクインしているのは、アベルダビーGC、アルウッドリーGC、ブロード・ストーンGC、バーナム&ベロウGC、カウンティ・スライゴーGC、フォームビーGC、ハンクリー・コモンGC、ミュアフィールド、ロイヤル・カウンティ・ダウンGC、ロイヤル・リバプールGC、ロイヤル・ポーチコールGC、ロイヤル・ポートラッシュGC、ライGC、セント・ジョージズ・ヒルGC、サニングデールGC・オールドコース、サニングデールGC・ニューコース、スィンリー・フォレストGG、ウエントワースGC・ウェストコース、ウエントワースGC・イーストコース、ウッドホール・スパGCの20コースもある。
アルウッドリーGCのコース建設が企画され、マッケンジーは図面を書いたが、“過去に実績がない”との理由で、採用されるのが難しかった。そこでマッケンジーはサニングデールGCの支配人ながらコース設計の第一人者だったハリー・コルトに共同設計を申し込んだ。コルトは初対面でマッキャンジーの能力を高く評価して、アルウッドリーGCの図面をほぼそのまま認めたとされる。
性格の異なる2人は廣野GCの設計で有名なチャールズ・アリソンともにパートナーシップを組むことになるが、その関係は1920年代後半に破綻した。コルトとアリソンは最後まで共同パートナーとして共に仕事をしたが、マッケンジーは英国を離れアメリカに渡った。
ホテルはノボテル・リーズ・センターに泊まった。レストランはリーズ市内で2015年はイタリアンのPrimo Ristorante Café Bar、2017年はタイ料理のSukhothai
South Paradeで夕食をした。どちらも美味しかった。
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1番 パー4 404ヤード(2)