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全世界で最もチャレンジングなリンクスコースと言えよう。コースはモーン山地から海に向かって緩やかになだれ込むように展開し、様々なハザードやブラインド地形でコースレイアウトは非常にタフに仕上がり、また一方で前面に聳え立つスリーブ・ドナード山とダンドラム湾の海岸線の対照を同時に展望でき、コースからの眺望は息をのむように素晴らしい。特に9番ティグランドに立つと、眼下にニューカッスルのビーチが広がる絶景が良い。このコースでプレーした著名作家(バーナード・ダーウィン氏)の言葉を引用すると、「(ここでのプレーはゴルファーとしての)最も興奮させられる夢(ecstatic
dream)だ。」と言う。その眺望とは正反対に、恐ろしいほどに点在する合計129カ所に及ぶ深いバンカー、各ホールの両サイドにある深いヒースのラフ、ゴース(ハリエニシダ)とヘザー(ヒース属の植物)が多くの場所で群生するデューン(砂丘)、起伏の大きいフェアウェイ、いくつかのブラインドショットのホール及び海風の影響により、一筋縄ではいかない、常に正確なショットが要求される難コースになっている。
OUTは一番ホールから時計の反対周りに進み、ホールごとに向かう方向がずれるので、風向への対処法が難しい。そして9番のフェアウェイを歩くと絶景を楽しめるように設計されている。9ホールを終わるとクラブハウスに戻ってきて、10番から新たなループ(環状線)が展開して、INの9ホールもタフなプレーと絶景が同時に味わえる。全体的に見事なオーシャンビューだけでなく、遠望にはスリーブ・ドナードの山並みも楽しめる。バンカーの縁にヘザーが群生しているのも他のリンクスコースではほとんどない。
開場35年後の1926年にハリー・コルトを呼び、いくつかのソーサー状の受けグリーンとグリーンに狙うのにブライドショットが多かった2つの欠点を改造し、現在のコースの姿に作り上げた。2007年のウォーカーカップ開催のために2004年にスティール&エバートがルーティングの変更を主として改造した。その改造以前は唯一の欠点である最終3ホールに弱いホールが続いたようだ。2015年度アイラアンド・オープン開催。
スコアカード
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右ドッグレッグ。ティショットはブラインドになりフェアウェイは広いが、セカンドでグリーンを見やすいのはフェアウウェイ右サイド。セカンドは緩やかな打ち上げになり、グリーン手前には横長のあごの高いバンカーが待ち受けるため、グリーンに直接キャリーしなければならず、手前だとボールが右にキックしてグリーンに乗らない。グリーン右は2つのバンカーでガードされている。強い受けグリーン。
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ほぼストレートホール。ティショットはフェアウェイ左右に配された3つのバンカーが効いている。とても長いミドルなのでセカンドでグリーンに届かないと、落し所が狭くなり、しかもグリーンから20ヤード、45ヤード手前の右サイドには2つのフェアウェイバンカーが待ち構えている。グリーン周りはデユーンに囲まれている。ティグランドからダンドラム湾が望める。
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絵葉書になるほど美しい名物ホール。アメリカのゴルフマガジン誌にて2000年度(最新版)世界ベスト500ホールに選ばれている。距離は長く打ち下ろしになり、おびただしい数のグースが密生するブッシュ越え。グリーン後方にある3つの山の頂も遠望できる。グリーンは縦に細長く、奥に傾斜している、その周りには10つのバンカーがある。 |
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右ドッグレッグ。ティショットはゴース越えでセミブラインド。8つのポットバンカーがあり、フェアアウェイは大きく起伏しるので、正確なショットが必要。グリーン左に配された1つの大きいバンカーが効いてくる。グリーン右サイドから奥は深いラフでガードされている。 |
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右ドッグレッグ。ティショットはブラインド。セカンドはやや打ち上げになり距離が短いショットになるが難しい。グリーンは小さくて細長く、お盆をひっくり返した形状。グリーンの右のガードバンカーが効いている。グリーン奥にグースが広がる。 |
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やや右ドッグレッグの打ち上げ。ティショットではフェアウェイの起伏と傾斜が強い。セカンドはスリーブ・ドナード山に向かって打つ。グリーンは砲台で小さく細長いので、パーオンは難しい。グリーンは強く受けていて、上からのパットはとても速い。
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距離の長いやや右ドッグの名物ホール。ティショットはデューンの山越えでブラインドの打ち下ろしになり、その先の谷底に打っていく。フェアウェイの左には大きなデューンがあり、左方向に打つのは危険。距離と方向性が難しい。セカンドはやや打ち上げになり、グリーンの40ヤードほど手前にある2つのフェアウェイバンカーが良く効いていて、右から大きなデューンもグリーンの手前で迫っているので、アベレージヒッターはセカンドがとても難しい。グリーンの左に2つ。右に1つのポットバンカーが配されている。グリーンは右傾斜。デユーンの山を上がりきったとこからは絶景を味わえる。またセカンド地点でグリーン背後に控えるスリーブ・ドナード山も美しい。
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少し打ち下ろしのショート。グリーン左右のバンカーが効いている受けグリーン。グリーン左サイドから奥は深いラフでガードされている。 |
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右ドッグレッグ。ティショットは山越えのブラインドで、フェアウェイは左傾斜しているので、フェードボールで攻めるのが理想。セカンドは緩やかな打ち上げで、グリーンは2つのバンカーとヒースで囲まれている。グリーン右手前には2つのこぶもある。少し受けグリーン。 |
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やや左ドッグレッグで、2オン可能なロング。セカンドショットは距離感と正確性が要求される。グリーン33ヤードほど手前の左右にある2つのバンカーの間の狭いフェアウェイ通り抜けて打たなければならない。成功すれば、バーディ、イーグルが狙えるホール。
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全体的に打ち上げで、大きく右ドッグレッグするタフホール。背の高いデューンがホール全体を囲んでいて美しい。ティショットは左サイドで距離が出るショットが理想だが、飛べば飛ぶほど落し所が狭くなる。短く右サイドに打つと、セカンドで前方のバンカーの後方にあるデューンズ越えとなりグリーン面が見えない。グリーン手前に大きなバンカーが配され、グリーンは強い右傾斜。
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やや打ち下ろし。グリーンは右奥から左手前に急傾斜。グリーンの手前左右は5つのバンカーでガードされている。グリーンの傾斜を利用してフェードボールで攻めてグリーン上にボールを止めるのが理想のショット。 |
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右ドッグレッグで長くてタフなホール。ティショットはブラインドの打ち上げ。フェアウェイは広くて起伏が多い。グリーンは強い右傾斜でそのすぐ右は強い下りスロープになるので。ピンの位置に関わらず、グリーン左半分を狙うのが安全。 |
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やや右ドッグレッグの短いミドル。ロングヒッターは1オン可能だがグリーン手前に5つのバンカーが配され、フェアウェイは狭い。ドローヒッターはその上右サイドの深いラフとデユーン越えになる。ティショットを刻むか、ドライバーでグリーン近くまで飛ばすかの選択に迫られる。グリーンは手前から奥に傾斜していて、とても速い。 |
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スリーブ・ドナード山に向かって打っていく、やや左ドッグレッグ。ティショット、セカンドとも左右に18個のバンカーがあり、フェアウェイの左右はヘザーでガードされている。フェアウェイは絞られ、セカンドの落し所が特に狭い。砲台のとても強い受けグリーン。
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2番 パー4 444ヤード(3)