|
林間・丘陵コース。各ホールの両サイドに数多く植えられたヤシの木、印象的なマンゴ樹、果樹とブッシュなどが迫り、落としどころを限定している。池、バンカーも効果的に配されていて、ほとんどのホールではティからホール全体を見渡すことができるので、どのように攻略するかが一目瞭然である。日本でほとんどの井上誠一設計のコースは2グリーンだが、このフィリピンでのコースは珍しい1グリーンになっている。それゆえ、グリーンに近づくにつれ、ターゲットが絞られてくるのは好感できる。(2グリーンの多くのホールは、グリーンに近づくにつれ末広がりになり、ターゲットがぼやける感が否めない。)
|
|
右ドッグレッグの長いパー4。ティショットは打ち下ろしになり、セカンドはかなりの打ち上げ。ティショットでは左右のジャングル(林)が効いていて、しかもフェアウェイが右傾斜しているので、距離と方向性が求められる。グリーンは受けている。
|
|
|
|
谷越えの長いパー3。グリーン左右手前のバンカーが効いている。
|
|
|
2回池越えを要するストレートの比較的短いパー5。ティショットでは池越えに200ヤードのキャリーが必要。グリーン手前にも池が広がり、2オンを狙うか池の手前に刻むかの決断に迫られる。グリーンへのアプローチは少し打ち上げになり、グリーンは大きく受けている。
|
|
|
|
|
やや左ドッグで、ティショットは打ち下ろしで、セカンド、サードショットは強い打ち上げ。狭いフェアウェイ右にはブッシュ、左には林が平行に迫り、グリーン右にもブッシュがあるので、各ショット正確性が要求される。
|
|
|
右ドッグレッグの素晴らしいホール。ティショットは打ち下ろしで、フェアウェイ両サイドにウォーターハザードがある狭いターゲットに打っていく。セカンドショットも落とし所が左右の林で狭められているので、正確なショットが必要になる。セカンド、サードショットは緩やかな打ち上げになる。サードショットはクリーク越えになる。
|
|
|
マカティ市から車で40分。メンバーシップ制だが、ビジターだけの予約が可能。ゴルフ場が見える日本風呂あり。TATというのはこのコースを買収した日本人の高橋氏と鳥石氏の両名を冠してあると聞く。
フルバックのゴールドティからのプレーは自由にできた。スコアカードには6703ヤードの青ティまでしか書かれていなく、ゴールドティの7割ほどは距離表示の看板がなかったので、青ティから個人的に歩測して計算した。
井上誠一設計の日本でのコースは大洗GC、龍ヶ崎CC、鷹之台CC、霞ヶ関CC・西コース、武蔵CC・笹井コース、武蔵CC・豊岡コース、葛城GC、日光CC、那須GC、大利根CC、札幌GC・輪厚コース、札幌GC・由仁コース、茨城CC・西コース、浜野GC、いぶすきGC、鶴舞CC、西宮CC、伊勢CC、南山CC、室蘭GC、大原・御宿GC、湘南CC、戸塚CC・西コースがある。また、彼はマレーシアのネガラ・スバンGCの設計も手がけている。
|
2番 パー4 460ヤード(2)