茨木カンツリー倶楽部、西コース ---改造前
Ibaraki Country Club (West Course) --- Before renovation

コースデータ
所在地 大阪府
コース長 7102ヤード パー72
コースレート 73.7
プレー日 2008年5月30日
設計者 井上誠一
オープン 1960年
キャディ あり
ゴルフカート なし
評価
総合評価
4.30
コースレイアウト
4
難易度
4
グリーンコンディション
5
フェアウェイコンディション
4
造形美、景観
4
満足度
5

東、西コースと36ホールある丘陵コース。東コース(ダビッド・フード設計)は1925年オープン。西コースはうねりのある地形に池やバンカーを配し、戦略的なレイアウトになっている。2グリーン制なので、一つ一つのグリーンが小さく、傾斜が入り組んでいるので、グリーンを狙うショットとグリーンを外した時の寄せの正確性が要求される。ミドルホールが総じて長く、ロングホールが総じて短いのも特徴の一つ。1996年度日本オープン、2006年度日本女子オープンが開催された。

2016年プレーの最新版(1グリーン)



クラブハウスからの景観

2番ホールの景観


3番グリーンから望む景観

18番ホール横の池の景観

 
3番 パー3 200ヤード

3番 パー3 200ヤード
池越えの距離のあるショートホール。グリーンは両サイドにバンカーが配され、左傾斜。

4番 パー4 450ヤード

右ドッグレッグの長いミドルホール。ティーショットは打ち下ろしで、ティーからフェアウェイ右バンカーには230-260ヤードで入り、バンカーからは前方の林がスタイミーになりグリーンを狙いづらいので、ティーショットは左目に。グリーンは砲台で3つのバンカーで囲まれている。グリーンは強く受けながら右傾斜しているので、上からのパットは慎重に。

 

4番 パー4 450ヤード(3)

4番 パー4 450ヤード(2)

4番 パー4 450ヤード(1)
 
8番 パー4 455ヤード
左ドッグレッグの長いホール。ティーショットはやや打ち下ろしで、260ヤード先からフェアウェイは急勾配。フェアウェイ左のバンカーは210ヤードで入り、260ヤードのキャリーで越える。セカンドショットは急な打ち下ろし。グリーンは卵型で、いくつかのこぶにより、微妙なアンジュレーションが施されている。
 

グリーンから望む8番ホール

8番 パー4 455ヤード(2)

8番 パー4 455ヤード(1)
 
11番 パー5 489ヤード

ほぼストレートの距離はないが、打ち上げていくロングホール。グリーン両サイド手前と奥にバンカーがあり、右の林も効いている。


11番 パー5 489ヤード(3)

11番 パー5 489ヤード(2)

11番 パー5 489ヤード(1)
 
13番 パー4 464ヤード

13番 パー4 464ヤード(2)

13番 パー4 464ヤード(1)
右はグリーンまですべてOBで、左の松林は崖がつづく、距離のある難しいミドルホール。フェアウェイが“S”字型に蛇行しており、しかもファエウェイ幅が狭いので、少し打ち下ろしのティーショットの落とし所に神経を使う。左コーナーに2つのバンカーが配され、越えるには260ヤードのキャリーが必要。グリーンは強い砲台で横に長く、その周りにはバンカーはないが、手前にはグラスバンカーが配されている。
 
14番 パー3 175ヤード

14番 パー3 175ヤード
池越えの美しいショートホール。グリーンは横長で、手前と奥にバンカー、左サイドに池が配されている。グリーンは右傾斜。
 
18番 パー5 567ヤード
名物ホール。左ドッグレッグの打ち下ろしていくロングホール。ティーショットのフェアウェイは広いが、セカンドショットからは狭くなり、左に大きな池が広がる。グリーンは少し砲台で横長で縦幅がなく、しかも強く受けているので、サードショットは距離を合わせた正確なショットが必要。グリーン手前左右のバンカーが効いている。

 

18番 パー5 567ヤード(3)

18番 パー5 567ヤード(2)

18番 パー5 567ヤード(1)
 
余談

大阪都心から車で30分。プレーには平日はメンバーの紹介、土日は同伴が必要。昼食でのシーフードピラフは絶品。バックティーからのプレーはハンディ合計が40以下で、各自のハンディが15以下なら可能。



ラウンジ

シーフードピラフ

コースが見える浴場

他の有名な井上誠一設計のコースでは大洗GC龍ヶ崎CC鷹之台CC霞ヶ関CC・西コース武蔵CC・豊岡コース武蔵CC・笹井コース葛城GC日光CC那須GC大利根CC札幌GC・輪厚コース札幌GC・由仁コース浜野GCいぶすきGC鶴舞CC瀬田GC西宮CC伊勢CC南山CC室蘭GC大原・御宿GC烏山城CC愛知CCなどがある。ゴルフクラシック誌主催2002年日本ゴルフコースランキング100位以内では、井上誠一設計のコースが最多の17コース選ばれている。2位はロバート・トレントJrの10コース。3位はジャック・ニクラスの7コース、4位は上田治の6コース。海外ではフィリピンのタット・フィリピナスGC、マレーシアのネガラ・スバンGCの設計も手がけている。