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手つかずの自然をそのままに仕立てた丘陵・林間コース。近くの海(内浦湾)から3キロほどの距離。OUTは広々としたFWに素直なレイアウトのホールが多い。INはOUTより起伏が大きく、FWバンカーは合計4個しかないが、巧みなレイアウトで手強い。各ホールは柏の樹木で戦略的にセパレートされており、またグリーンはほとんどが傾斜のきつい砲台型グリーンなので、正確なショットと高度なアプローチ技術が要求される。受けグリーンが多く、奥へ外すと返しアプローチが難しいので手前から攻めるのが鉄則。海風が強いのでコースレート以上の難易度を感じる。飽きないレイアウトの良さはさすが井上誠一作とうなずける。2001年に日本女子オープンが開催され、優勝者は14オーバーと前代未聞のハイスコアーでの勝利となった。強風が吹き荒れ、小さなグリーンなので、グリーンに乗らず、ピンに寄せるとかできなかったと聞く。
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左ドッグレッグの長いミドル。ティーショットは右傾斜しているフェウェイ右側がベストポジション。フェアウェイ左側とか左ラフに入れるとセカンドが距離のある林越えになるのでパーオンが難しい。グリーンは砲台で右手前のバンバーが効いている。
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ほぼ直角に右ドッグレッグしている難ホール。ティーショットは打ち下ろしになりフェアウェイは右傾斜。右側の林の奥はOBなので要注意。セカンドは打ち上げになり、砲台グリーンに打っていく。グリーン右手のガードバンカーは深い。
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池越えのショート。一見打ち下ろしのように見えるがティーとグリーンの高低差はない。グリーンは砲台で、奥行きがあまりなく右傾斜している。両サイドの深いガードバンカーが効いている。
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左右に林がある右ドッグレッグのミドル。ティーショットが右のラフに行くと残り150ヤード地点に迫り出しているマウンドが如何にも目障りであり、セカンドが打ちづらい。距離の長い打ち上げのセカンドは左手前のバンカーを避けて、花道から攻めて行きたい。強い受けグリーン。
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名物ホールの急な左ドッグレッグ。やや打ち下ろしになるティーショットは240地点にあるバンカーを越えていくとベストポジションを確保できるが、左側には沢のOBがあるので、ひとつ間違えると大ケガをする可能性が高い。グリーンに右手前と左にバンカーが配され、強い受けグリーンなので左や奥に外すとパーセーブが極めて難しくなる。
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距離のあるショート。グリーン左手前にある楓の木と右にあるドングリの木が邪魔をしていて、右のバンカーも効いているので花道狙いの正確なショットが要求される。とくに左に点在する楓の木がプレーラインにかかってくる。フォローの海風が強いとグリーンに落ちると止まらないのでグリーン手前エッジ付近に落としたい。
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ホール左右の柏の密集林が圧迫感を与える逆S字型のミドル。ティーショットは右サイドのフェアウェイがベストポジション。左ではセカンドで前方の林がスタイミーになりグリーンを狙いづらい。グリーンが強く受けながら左に傾斜しているのでパット、アポローチとも難易度が高い。グリーン左手間のバンカーも効いていて、正確なティーショット、セカンドともに重要なホール。このホールはもともと9番として造られたが、2001年の日本女子オープン時に9番と18番が入れ替えられたのがそのままになっている。 |
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札幌市内から車で1時間半、新千歳空港から1時間、登別温泉から35分。 バックティーからのプレーはハンディ12以下をフロントに証明することで可能。お昼のランチのカレーラーメンは美味しかった。カレーラーメンは室蘭での名物料理。
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井上誠一設計の他のコースは、大洗GC、龍ヶ崎CC、鷹之台CC、霞ヶ関CC・西コース、、武蔵CC・豊岡コース、武蔵CC・笹井コース、葛城GC、日光CC、大利根CC、札幌GC・輪厚コース、札幌GC・由仁コース、茨城CC・西コース、浜野GC、いぶすきGC、鶴舞CC、瀬田GC、西宮CC、伊勢CC、南山CC、大原・御宿GC、湘南CC、戸塚CC・西コース等がある。海外ではフィリピンのタット・フィリピナスGC、マレーシアのネガラ・スバンGCの設計も手がけている。
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クラブハウスからの景観