武蔵カントリークラブ、豊岡コース
Musashi Country Club – Toyooka Course

コースデータ
所在地埼玉県
コース長6981ヤード  パー72
コースレート72.1
プレー日2007年5月18日
設計者井上誠一
オープン1959年
キャディあり
ゴルフカートなし
評価
総合評価
4.60
コースレイアウト
5
難易度
4
グリーンコンディション
6
フェアウェイコンディション
4
造形美、景観
4
満足度
4
 

フラットな林間コース。ティショットは比較的簡単だが、グリーンに近づくにつれ、ターゲットが絞られてきて、小さな砲台グリーンと、グリーン周りの深いバンカーがプレーの面白みを倍増させてくれる。バンカー数は合計100を超える。A、Bグリーンと2グリーン制だがAグリーンが300ヤードほど長くより難しい。2008年に日本オープンの開催が決まり、2006年はグリーンの芝を全て、オーガス・タナショナルGCと同じエーワンに張り替えて、グリーン最高級の状態。現時点では6980ヤードだが、日本オープンまでは7100ヤード近くまで長くされる予定で、新しい木立が植えられ、いくつかのフェアウェイバンカーも新設されているので、より戦略的でタフなコースに仕上がるであろう。コースレートも現在の72.1から74近くまで上昇すると思われる。



クラブハウスからの景観

12番グリーン

17番グリーン

 

3番 パー3 159ヤード

3番 パー3 159ヤード(2)

3番 パー3 159ヤード(1)
短いショート。グリーン左手前をガードしている深いバンカーが効いている。グリーン左右にも、ティから見えないバンカーが待ち構えているので、正確なショットが必要。

 
4番 パー4 454ヤード
左ドッグレッグの距離のあるミドル。左コーナーに2つのバンカーが連座し、ティから200ヤードで入り、270ヤードで越える。グリーンは縦長で受けている。パーオンするには、2打とも距離と正確性が求められる難ホール。

 

4番 パー4 454ヤード(3)

4番 パー4 454ヤード(2)

4番 パー4 454ヤード(1)
 
5番 パー4 379ヤード

5番 パー4 379ヤード(2)

5番 パー4 379ヤード(1)
ストレートホール。グリーンは高さのある砲台で、グリーン周りは深いバンカーで囲まれている。グリーン上でボールをとめるためには、セカンドショットはラフからでなく、フェアウェイから打ちたい。距離よりも方向性が重要視されるホール。

 
9番 パー3 187ヤード

9番 パー3 187ヤード
グリーン両サイドのバンカーが効いているショート。桜の時期にはホール全体が桜で彩られて大変美しいと聞く。
 
10番 パー5 560ヤード
ストレートホールで、残り150ヤード地点から左に曲がっているホール。狭いホールなので、ティショット、セカンドとも方向性が重要。グリーン左は深いバンカーと木立にガードされているので、アプローチショットの引っ掛けに注意が必要。

 

10番 パー5 560ヤード(3)

10番 パー5 560ヤード(2)

10番 パー5 560ヤード(1)
 
11番 パー4 423ヤード
ストレートホール。フェアウェイ左に配された、縦に長いバンカーはティから235ヤードで入る。そのバンカーさえ気を付ければフェアウェイは比較的広いので、ティショットを飛ばして距離を稼ぎたい。セカンドショットは緩やかな打ち下ろし。グリーンは受けていて、左は池、右はバンカーでガードされている。特に池が厄介でグリーン左サイドに面するだけでなく、グリーン手前まで食い込んでいる。

 

11番 パー4 423ヤード(3)

11番 パー4 423ヤード(2)

11番 パー4 423ヤード(1)
 
15番 パー4 372ヤード

15番 パー4 372ヤード(2)

15番 パー4 372ヤード(1)
左ドッグレッグのホール。フェアウェイ左にはバンカーが3重に重なっている。グリーンは2段で受けている。

 
16番 パー3 230ヤード

16番グリーンの景観

16番 パー3 230ヤード
長いショート。グリーンは受けていて、右手前のガードバンカーが効いている。

 
余談
東京都心から車で1時間10分。プレーには平日はメンバーの紹介、土曜はメンバーの同伴が必要。車で15分ほど離れた場所に、武蔵CC・笹井コースがある。バックティからのプレーは、メンバー同伴でプレーヤーのハンディキャップ合計が50以内なら可能。クラブハウスは2006年に建て替えられて、豪華で居心地が良い。特にレストランでは大きな窓なので、パノラマのコースの景観を堪能できる。

レストラン

レストラン

ゴルフクラシック誌主催2006年日本ゴルフコースランキングでは笹井コースと共同で6位、2002年度の単独で20位。井上誠一氏設計の他のコースは、大洗GC龍ヶ崎CC鷹之台CC霞ヶ関CC・西コース武蔵CC・笹井コース葛城GC日光CC那須GC大利根CC札幌GC・輪厚コース札幌GC・由仁コース瀬田GC茨城CC・西コース浜野GCいぶすきGC鶴舞CC西宮CC伊勢CC、、南山CC室蘭GC大原・御宿GC湘南CC戸塚CC・西コース烏山城CC愛知CCなどがある。海外ではフィリピンのタット・フィリピナスGC、マレーシアのネガラ・スバンGCの設計も手がけている。